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講演会参加記録帖
No.
2024/09/29 (Sun) 02:28:36

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No.3
2007/11/18 (Sun) 19:25:32

講演日 2007年11月18日(日)
会 場 サントリー美術館 6F ホール
参加費 2000円 (展覧会チケット含む)
講 師 佐野 みどり(学習院大学教授)

 ネット申し込みをして落選したのだが、落選通知はがきに「キャンセル待ち登録を希望する人は電話で連絡」と書いてあったので、駄目もとで電話をしておいた。さりげなく、「絶対聞きたいんです!!」オーラをこめておいたのが幸いしたのか、木曜日の夜にキャンセルが出たとの連絡を受けた。奇しくも木曜日は私の誕生日。神様からプレゼントをもらったような気分だった。
 佐野みどり女史は中世絵巻物の第一人者と言われる方だが、学者然とした感じは全くなく、とても女性らしい柔らかな雰囲気で、「絵巻物大好き!!」が伝わってくる明るい講義だった。パワーポイントを使って、鳥獣戯画 甲巻を中心に絵について解説してくださった後、4巻相互の関係や各巻の特徴や周辺作品との関連について丁寧に論を進めてくださった。特に、同時期に成立した信貴山縁起絵巻や年中行事絵巻との共通モチーフの話は興味深かった。年中行事絵巻の中に、人形で行事の様子を再現した作り物が乗っている傘が描かれているのだが、それが、鳥獣戯画の場面そっくりだったりする。それを、佐野女史は「今のフィギュアみたいですよね~。」なんて解説してくださる。お茶目なかたなんですねえ。
 平安時代から、日本人はフィギュア好きだったのか・・・。箱庭とかも今で言えば「ジオラマ」だよな・・・。戯画って要するにマンガだし・・・。日本人のオタク心は平安時代から脈々と受け継がれているのだと、認識を新たにしたのだった。
 1時間半の講演はあっという間に終了。最期に質問を受けていただいただいたのだが、とてもやさしく答えていただき、ファンになってしまいました。サントリー美術館は講演のほかにもワークショップなども開いている。興味のある方は、HPを見てみてください。お子さんと楽しめるプログラムもあります。
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