講演会参加記録帖
No.11
2008/08/02 (Sat) 22:02:27
講演日 2008年8月2日(土)14:00~16:00
パネリスト ピエール・サットン(ブルース美術館長)
マジョリー・ヴィーゼマン(ロンドンナショナルギャラリー学芸委員
イエルン・ヒルダイ(ボイスマン美術館学芸員)
会 場 東京都美術館 講堂
ヨハネス・フェルメールは17世紀オランダの代表的な風俗画家である。
普通の風俗・風景画家は100点から150点の作品を残しているのに、彼が残したのは僅かに三十数点に過ぎない。世界中の愛好家達が、彼が残した作品を全て見てみたいと作品を所蔵している美術館を旅して回るほど強烈な魅力を持っている。
今回なんと7点もの作品が出品されている。マニア達が動かないはずがない。初日の今日、開館時間前にすでに380名もの人が少しでも早く作品を見たいと並んだそうだ。
今日は展示は見ずに、シンポジュウムのみ参加ということで、整理券配布時間30分前に会場前に行くと、すでに長蛇の列。240人定員のところ160番代をゲット。上手い具合に会場中央の席を確保することができた。
TBSの男性アナウンサーが司会を担当し、パネリストの講演が各30分ずつあり、その後質問時間が設けられた。
17世紀オランダ絵画についてはあまり詳しく勉強をしたことがないので同時通訳の言葉を追いかけるのが精一杯。少し予習をしていくべきだったと反省。2人目の女性パネリストの講演は、風俗画に描かれた17世紀のオランダ女性についての話で、非常に興味を持って聞くことができた。
17世紀オランダの女性は、同時代の他の国の女性に比べ自由度が高く、社会的な権利も持っていたそうだ。その背景には、オランダがプロテスタント国であり、スペインからの独立を勝ち取り市民が政治を行う共和国であったことがあげられていた。
オランダ絵画といえば風俗画や風景画が連想され、ほとんど歴史画や宗教画の印象がない。質問をしてみたところ、やはり、この頃すでに数量的に、歴史画や宗教画はかなり減ってきていたとの事だった。
フェルメールの作品がこれだけ一度に集まることは、おそらく今後10年はないのではないだろうか。会期は12月まであるので、ぜひ、お出かけになることをお勧めします。
パネリスト ピエール・サットン(ブルース美術館長)
マジョリー・ヴィーゼマン(ロンドンナショナルギャラリー学芸委員
イエルン・ヒルダイ(ボイスマン美術館学芸員)
会 場 東京都美術館 講堂
ヨハネス・フェルメールは17世紀オランダの代表的な風俗画家である。
普通の風俗・風景画家は100点から150点の作品を残しているのに、彼が残したのは僅かに三十数点に過ぎない。世界中の愛好家達が、彼が残した作品を全て見てみたいと作品を所蔵している美術館を旅して回るほど強烈な魅力を持っている。
今回なんと7点もの作品が出品されている。マニア達が動かないはずがない。初日の今日、開館時間前にすでに380名もの人が少しでも早く作品を見たいと並んだそうだ。
今日は展示は見ずに、シンポジュウムのみ参加ということで、整理券配布時間30分前に会場前に行くと、すでに長蛇の列。240人定員のところ160番代をゲット。上手い具合に会場中央の席を確保することができた。
TBSの男性アナウンサーが司会を担当し、パネリストの講演が各30分ずつあり、その後質問時間が設けられた。
17世紀オランダ絵画についてはあまり詳しく勉強をしたことがないので同時通訳の言葉を追いかけるのが精一杯。少し予習をしていくべきだったと反省。2人目の女性パネリストの講演は、風俗画に描かれた17世紀のオランダ女性についての話で、非常に興味を持って聞くことができた。
17世紀オランダの女性は、同時代の他の国の女性に比べ自由度が高く、社会的な権利も持っていたそうだ。その背景には、オランダがプロテスタント国であり、スペインからの独立を勝ち取り市民が政治を行う共和国であったことがあげられていた。
オランダ絵画といえば風俗画や風景画が連想され、ほとんど歴史画や宗教画の印象がない。質問をしてみたところ、やはり、この頃すでに数量的に、歴史画や宗教画はかなり減ってきていたとの事だった。
フェルメールの作品がこれだけ一度に集まることは、おそらく今後10年はないのではないだろうか。会期は12月まであるので、ぜひ、お出かけになることをお勧めします。
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